仕事を知るWORKS

社員インタビュー

わたしたちの毎日

お客様の記憶に残る大切な旅行を
支えられる喜びを実感。

予約兼フロント

2012年入社

金澤 祥平

お客様の思い出に刻まれる大切な時間を
共につくりあげる喜びがここに。

予約兼フロント係として、予約業務を中心に担当しています。単に予約を受けるだけでなく、還暦やお誕生日などのお祝いで利用されるお客様のためにケーキを手配したり、ご年配の方に配慮して部屋の場所を決めたり、各部門と連携しながら調整していきます。チェックアウトやランチバイキングの受付業務にも携わっています。近頃は、インターネットのご予約も増えましたが、電話でご予約いただくお客様も多くいらっしゃいます。数多くの件数をこなすので大変ではありますが、電話の向こうのお客様にホテルのおもてなしの心を一緒に届けられるよう丁寧な対応を心掛けていますね。入社6年目になり、私宛にお電話くださるお客様が増えるなど、この仕事をしていて良かったと思う嬉しい瞬間も多くなりました。

少し前に宿泊されたお客様のことです。サプライズでご友人のお誕生日祝いがしたいと宿泊されたお客様のために、予約段階から相談に応じ、部屋の飾りつけやケーキをお持ちするまでをお手伝いさせていただいたことがありました。スタッフと協力し合って実現できたことはもちろん、お客様にとても喜んでいただけたことが本当に嬉しかったですね。私たちの仕事は、お客様の大切な思い出として残る特別な滞在をお手伝いしているのだとあらためて再確認できた出来事でした。

ホテルで大切にしているのは、堅苦しくない伸びやかな接客です。ご両親がお子さまを名前で呼べば、私もすぐに名前で呼びかけるなど、小さなコミュニケーションを大切にしています。都会のシティホテルとは異なり、自分らしく接客することでお客様の思い出づくりにつなげられるのではと考えていますね。「できません」と即答しないことも大切なこと。「できません」というのは簡単ですが、物理的に難しいことだとしても代わりの何かをご提案するなど、できる限りお客様の要望をカタチに残したいと思っています。

これまでもこれからも人と人のつながりが
一人ひとりの社員のかけがえのない宝物。

雲仙みかどホテルは、“観光”ホテルです。ビジネス利用はほとんどなく、ご家族連れやご友人同士で泊まりに来られるお客様がほとんどになるので、「食事が美味しかったね」「ゆっくり寛げたね」と良い思い出を自宅までお持ち帰りいただく場所でありたいと考えています。その上で、お客様の大切な思い出の一部になれることがいちばんの喜び。チェックアウトの際には、精算業務も大切ですが、少しでも時間があれば玄関までお見送りして、記念写真を撮って差し上げるようにしています。「孫と来たのよ」なんて嬉しそうなご年配の方の笑顔を見ると私まで嬉しくなりますね。子どもが生まれてからは、今まで気づけなかったところにも気配りできるようになりました。子連れの苦労が理解できるだけに、何でも先回りして準備できるように心掛けています。

当ホテルの魅力は、人間同士のお付き合いができることです。熊本震災では、独り暮らしのご年配のお客様の様子が心配になり、自宅まで食料を届けたこともあります。懇意にしてくださるお客様が困っている時には、何かの役に立ちたいと思わずにいられません。お客様との気持ちのリレーをいろいろな場面で感じられるのもこの仕事だからこそ。その気持ちがお客様に伝わるからこそ、また会いに来てくださるのだと思います。人と人のお付き合いこそが、いちばんの宝物ですね。

私が理想とするのは、予約段階でお客様のご要望をしっかりといただき、万全の準備を整えてお迎えできるようになることです。予約スタッフが準備できることは意外と多いと思います。ご年配のお客様で膝が悪いのであれば、部屋に椅子を準備しておきましょうとか、館内を歩く距離の短い部屋をご案内するとか、宿泊前から気を使えるようになりたい。宿泊当日はレストランやフロントのスタッフが一生懸命にお世話させていただくことで心から満足していただきたいですし、その満足が次回の旅行につながればと思います。

リーダー的責任を果たしながら、ホテル全体のサービスの質を高められる人になりたい。

最近は、予約やフロント業務の中でもリーダー的役割を任されるようになりました。振り返れば、誰よりも早く一人前になりたいと進んできた私。やりたいとアピールすれば、若手にも責任ある仕事を任せてくれる社風に感謝しています。一人ひとりの頑張りをしっかり見てくれる会社が自慢でもありますね。とはいえ、自己完結していても意味がありません。これまでは、与えられた仕事に対して自分なりに責任感を持ち取り組んできましたが、これからは自分の理想の接客やサービスを後輩に伝えていく立場にならなくてはと感じています。教育面でもしっかりできればと考えています。「家族に自慢できる会社にしたい」と社長も話されているように、組織的にもさらに個々が生かされるような会社づくりがスタートしています。時代とともにより良い環境づくりに取り組む当社で、私たちも中心になり行動していきたいと思っています。

休日の過ごし方は?

島原に引っ越してきたばかりの頃は、カフェ巡りを楽しんでいました。九州有数の観光地として知られる島原には、雰囲気の良いカフェが点在しています。また、温泉巡りも楽しいですね。結婚して子どもが生まれてからは、休みの日になると家族で長崎市内に出かけ、買い物をすることの方が多くなりましたね。当社には寮や社宅があるので、社会人から一人暮らしをはじめる人も安心です。生活費や家賃も都会と比べるとリーズナブルで、ゆとりのある暮らしができると思います。